After Death〜実際、コレはキツイっす〜




 アフターデスソースは、「今度さぁ、ピザとった時にでも試してみようや」(byM係長)という事になりましたので

 おつまみ日記第一弾の最後。M係長のこの発言により、次回持ち越しとなっていた「アフターデスソース」。ちゃんと日時を設定してこのメンツを集めてやろうと思っていたのですが、なかなか都合がつかず。そんなこんなのとある休日夜、寮でのこと。

 「Y君Y君、腹減ってねぇ?」





 「いやぁ、もう晩ご飯食べちゃったんで。あ、でもちょっと小腹が空いたんで、ピザかなんかなら軽く食べたいですね。」





 M係長を補足することは不可能でしたが、寮には私とY君の他、K君がおります( ̄ー ̄)。メンツが1人揃いませんが、これは試食会のチャンス!ということで、部屋で寝ていたK君を叩き起こして(笑)ピザ屋に電話。その間に自分の部屋にいったん戻り、アフターデスソースを手に居間へ。
 「そういえば前に試していなかったんでしたね、これ…」と、今はまだ余裕の表情をしているK君。まぁ、この前の試食会では、悶える表情よりも「美味しい♪」という顔の方が多かったですから、今回このような余裕の笑みを浮かべていても不思議ではないでしょう。ただ、デスレインで辛そうな顔をしていたK君は、瓶を手に取ってからはちょっと苦笑いな様子。「なんか、辛そうですね…」

 出前を注文してから待つこと40分(遅いって…)。ようやくピザ到着。全部にかけてしまうと、もし辛かったときに痛い結果になるので、とりあえず一切れだけかけてみる。ほんの少しだけかけるつもりだったのですが、ドレッシングのように注ぎ口が狭くなっていなかったので、思ったよりもかかってしまいました。写真で赤く何かがかかっている部分、これがソースのかかっている部分です。「で、誰から食べるんですか?」(byK君)との質問に、「んなもん、最年少者からに決まってるだろ」(by他2人)。が、いいだしっぺがY君だったので、まずはY君からということに。




 「んじゃ、僕から…」と、おそるおそるピザを手に取り、口へと運ぶY君。まぁ、辛い辛いと脅されていたデスレインですら、あまり表情を変えることなく食べていたせいか、その表情はどこか余裕が伺えます。が、一口食べてからその表情が一変。




 「か…」…か?




「辛い〜〜〜〜〜〜〜(ToT)だめっす、これはだめっす!ちょっとマテやばいって、口の中痛い…」




Y君、悶絶しています(^^;)。相当辛いんだろうなぁ…あ、K君麦茶用意してる。いきなり甘い飲み物を用意すると返ってマズイらしいですから、ちょうど良いでしょう。




 さ、K君の番ですよ〜。Y君の悶絶ぶりを目の前で見ているので、ちょっと腰が引けているようですが。やっぱりおそるおそる口へ運んでいきます。




 「み、水…」




 K君、顔を上げられない様子。まぁ、デスレインチップスの時も辛い辛いって言ってましたからね。しかしまぁ、こうなると私も当然食べないとならないわけで。

 んじゃまぁ、私も一口…。





 反応は後輩2人と似たようなもんなんですが。辛いんです、ってか痛いんです。食べるときにソースが唇に付いてしまったんですが、しばらく唇が腫れたような感じで、更に口の中も、しばらく麦茶or水だけでそれ以外は口にしたくないほど、痛くてちょっとした刺激もダメな感じで。この後しばらく、3人とも口の中の状態を沈めるのに必死で、とても次のピザに手をつけられる状況じゃなかったです。ホント、全部にソースをかけなくて良かった…。


 ようやく口の中の刺激も収まり、ピザも平らげて。「思兼さん、今回ははっきり言ってやられました。ちゅか、コレに関しては二度と食べたくないっす(ToT)」(byY君K君)…そりゃまぁ、これについちゃ私ももう食べようとは思わないわ…。


 余談ですが、この試食会の次の日。Y君と私が参加した飲み会でアフターデスソースの話題が出まして、正直私Y君はホントにもう食べたくなかったのですが、周りの人間が「どんだけ辛いのか試してみたい」と宣いまして。一次会から二次会に向かう途中に寮に戻ってソースを手に取り、二次会会場にて試食会同様ピザを出前してやりましたよ。ロシアンルーレットっぽく、ソースをピザの具をめくって間に入れ、どれが辛いのか分からなくしてから、せーので食べる。3回やったのですが、Y君も私も再びあの辛さを味わうことに。で、当たらなかった連中も試してみたいということで、結局ほとんど全員が食べ、食べた全員があまりの辛さにしばらく水以外飲めなかった、というベタベタな結末になったりしました(^^;)。